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データ・サイエンティストは可視化の夢を見るか?

Does Data Scientist Dream of Visualization?

観音

プログラミング冥府魔道 数学の小径 物理の迷宮

今晩和。
きょうもしゃかりきになってプログラムの改修を急ぎました。
これを終えたら、もう手を引くことができるだろうから。

結果がこれです。

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これは、あの、『トゥーランガリーラ交響曲』第1楽章(全体)の可視化です。
ラトル版第1楽章の音声に、時間発展をともなう相互相関関数を適用しました。
これはまるで音の顕微鏡のようなものです。
相互相関関数の場合、音の解析を通じて時空間を可視化していることになります。音源の大きさや、マイクに対して見込んだ左右の位置などが分かります。
自己相関関数の場合は、可聴域に於ける音程のピッチや、倍音の構成、音符の長さ、などが可視化されます。
『顕微鏡』になぞらえましたが、倍率によって見えるものが変わってくるんですね。

このグラデーションする山脈は、オーケストラがホールで録音していて、あちこちで楽器が鳴り、側壁反射でいろんなリヴァーブが掛かっていることが一目瞭然です。
ポップスやロックの、パートごとにスタジオ別録りのもの——それが下手なミキシングをされているものを試しに解析すると、このような時空間的拡がりに乏しいのが分かります。
それ以上のことは馬鈴薯先生ではない、わたしには分かりませんが。

ああ、高校のときの感動がよみがえります。
これで私も成仏できる、というものです。


「人」も「箱」も大事、という音楽の原点が明確化されたグラフに見えます。
わたしはいまのラボの手伝いを早々に辞すつもりです。
ただ、このシステムについては公開して、広く衆知を募ることができれば、と考えています。